
映画のパンズラビリンスのイメージです。だから少女は幻想の国で永遠の幸せを探した。
何故パンなのかというとちょっと話が長くなるんですけれども。
私の母校の文芸部の部誌の名前がズバリ「PAN」と言いまして、
毎回最初のページに「パンの神はわれわれ青春の文学的情熱の象徴である」
なる一文をつけていたんです。
巻末の内輪ネタ解説ページに部誌のタイトルについて「ギリシャ神話の文学の神」と説明されてるんです。
私は思いました。おかしくね?
パンって…あいつ文学の神じゃなくね?牧神じゃね?
あの…名前通り避難するときパニクって半漁羊になって星座にされたゆかいなドジっ子じゃん?
あいつって笛吹いてるから文化的な神でもおかしくないけど、音楽じゃなくて文学?なんで?
卒業後もずっと謎だったんですが、この謎が成人してから解けました。
パンは文学じゃなくて享楽の神なんですね。ただ、明治時代のロマン主義な青年文芸家の会合が、
享楽イエーイなウェイ系のノリにちなんで「パンの会」だった。おそらくこれをもとに部誌の名前を「PAN」にしたと。
たしかに最初のページの一文でパン神は文学の神だなんてひとことも言ってない。あくまで文学的情熱の象徴なのだと
合点がいったわけです。
要するに漫画で描いたパンまつりの話の説明ですが。
そんな経緯でパン神に思い入れがあります。
それとはあまり関係なくパンズラビリンスめっちゃ好き。
webclap!!
2016/09/18
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